こんなCFOは嫌いだ

企業において必要不可欠のCFO機能、しかし社内ではあまり好かれてないCFOが多いのではないでしょうか? 以前私が見たのは以下のようなCFOでした。

  • 担当業務を自らの聖域にして、他人が口を出すのを極端に嫌がる。
  • 会計やITの知識が実は弱い。
  • 取引銀行の担当者には偉そうに振る舞う。
  • いつも忙しいとばかり言う。
  • 経費には目くじらを立てるが、儲けたことは褒めない。
  • 月次決算早期化、オペレーション改革等を外部が提案するとキレる。
  • 重要データを他の幹部に見せない。
  • 管理会計を軽視する。

これらは極端なケースかもしれませんが、このCFOは会社を良くしていくことよりも、自らの聖域を守ることに心血を注いでいたように思います。

CFOの個人的な問題ではなく、会社として求めるCFO機能があまりにもオペレーション的かつ専門的で、事業部門から見ると別の言葉を使う人々と映っていました。(本当はそんなに専門的とは思いませんでしたが・・・)

このようなCFOの下では、財務戦略は企画部門で策定する必要がありました。しかし、このCFOは企画部門には重要情報を提供せず、企画部門が策定した財務戦略には批判だけをして、自らの職務にすることはありませんでした。それでも銀行交渉という切り札があるため、トップも遠慮して口を出すことはありませんでした。

結局、ここには財務戦略と言うものは存在しませんでした。